美容整形でしわとり治療を受ける方が多いですが、最近話題なのがボトックス注入です。ボトックスとはボツリヌス菌を使った薬剤で、もともと筋肉弛緩剤として使われていました。美容整形ではしわとりのほか、えら取りにも使われています。
おでこのしわや目尻のしわは表情筋を動かすことで出来る深いしわです。これらのしわをレーザー治療や光治療(フォトフェイシャル)でしわとりすると長い時間と高い費用がかかります。(参照:美容整形でしわとり)
おでこなどの表情筋によって出来る深いしわにはボトックス注入がしわとりに効果的です。ボトックス注入治療の手順を下に示しますが、非常に短時間に治療が終わりしわをとる治療としては即効性があります。ボトックス注射の注射跡は数日で消えます、お風呂も翌日から入れます。表情筋を動かないようにするので顔面がすこし重い感じがするぐらいで、ほとんど後遺症もありません。
ボトックス注入の問題は効果が3ヶ月~半年程度しか持たないことでしょう。反対に表情筋が動かなくなることに不安があっても、半年も経てば元に戻る思えば気軽にボトックス注入治療を受けられますね。ボトックス注入によるしわとり治療は比較的安価なので、半年毎に継続して治療を続けることも出来ます。
ボトックスしわとり治療手順(おでこ)
- クレンジングと消毒
-
おでこの深いしわをボトックス注入で治療するため、事前に額を丁寧にクレンジングします。皮膚を傷つけないようにクレンジング剤をつけたコットンで皮脂や汚れを落とします。クレンジングの後はクレンジング剤をぬぐい去るのとお肌の殺菌のためにアルコールを含ませたコットンでおでこを拭きます。
- しわを確認してマーキング
-
実際にボトックス注射をする位置を決めるためにわざとおでこに力を入れしわを作ります。額のしわをみてボトックス注射する位置を油性ペンでマーキングします。
- ボトックス注射
-
おでこのマーキングした位置にボトックスを注入します。このときボトックスを注入し終わるまでおでこに力を入れないように注意します。注射の痛みで表情筋を動かしそうになりますが、そこはがまんします。
- 注射後のケア
-
ボトックス注入後、ボトックス液が表情筋になじむように軽くおでこを押さえます。その後、ボトックス注射した傷跡に軟膏などの炎症止めを塗ります。